｢途上国と先進国の格差」

　環境問題において一番重要な役割は先進国にあると思います。こんなに地球が破壊されたのも先進国で産業革命が始まってからです。環境破壊に一番影響をあたえているといってもまちがいのない人口増加問題は、先進国の宿題です。
　今、人口が増えている国と減っている国との差を見て考えたのは、教育、経済、医学、それと環境にたいする政策の意識の違いでした。先進国に出来ることから見ると、やっぱりいちばん効果的なことは教育の質をもっとあげたり女性が学校を卒業した後、社会進出ができるように手伝わないと、この問題は解決できません。
　世界は一緒だという意識をもっと強くして、みんなで考えて解決できるように途上国と先進国の格差をなくさないといけないと私は思います。（韓国、女性）

｢西洋文明の影響」

　人口問題と環境問題を結びつけて考えるべきだと思います。二つとも全部人類の生存を脅かしているからです。
　問題は西洋から伝わってきたいろんな文化の影響が一つの原因ではないかと思われます。過去において東洋とアメリカの原住民の文化は自然と一緒に生きていく生き方だったのですが、西洋の過去における文化は破壊的で自然を手なずけてきた文化です。それで西洋の経済方式や文化が全世界に広まった今、人口問題や環境問題が起きてきたと思います。世界の繁栄のためには経済や文化の発展をはかる一方で、西洋からの悪影響を除くことが重要だと思います。
　一つの解決策として一方的な経済発展をはかるより、もう一度人間を考え、もう一度環境を考えて長期的な利益からみて、どちらがいいかを重視しなければなりません。（韓国、男性）

「知恵の共有」

　今世界の人口はどんどんふえています。でも先進国は少子化がけっこう進んで、まもなく先進国の総人口の増加はとまると思います。
　問題は現在さかんに発展している第三国家です。けいざいをあるていど発展させるためには人口の増加はさけられないです。けいざい発展の原動力が「人」だからです。アフリカとかインドの人たちもこのいきおいでずっと人口がふえればかんきょうのはかいにつながることは知っているでしょう。でもその問題はまずけいざい発展を達成した後で考えようとしています。そして先進国は第三国家の発展を止められないし、止めさせてもいけないです。
　ドイツとかイギリスはもうけいざい発展をへてかんきょう問題、そしてその解決までちゃんと知っています。でもそのちえを途上国と共有せず、自分の国のためにしか使っていないです。
　世界人口の増加とかんきょうのはかいは全世界の問題です。今の世代が解決できなかったら次世代もずっとその解決策を工夫しなくてはダメです。だから、全人類の快適なすみごこちがよいちきゅうをまもるためにも、先進国は後進国にかんきょうにやさしいぎじゅつとちえを伝えなければなりません。自分の国の利益だけを追ってはそれがあだとなって、けっきょくは全世界に損失をもたらすことを忘れてはいけません。
（韓国、男性）

「環境問題についての私の意見」

　一応長期的に人口を減らそうという観点から考えて見ます。
　先進国では人口が減っていく、途上国とか第三国では人口が増えていく。先進国になると自己開発の意欲が高まり、子供を産む人が少なくなってくる。この点に注目して、先進国からほかの国へ経済発展の技術移転がうまくできたら、世界的に人口は自然に減っていくと思います。結果が出るまでいろんな環境破壊の問題も考えなければならないんですが、これは長期的に見ると一つの過程で、いままでやってきた環境を守るための努力と並行して行けば問題にならないと思います。
　先進国はいままで何も考えず自然を破壊して得た自分の国の豊かさにとどまっていてはいけないです。自分たちがもっている技術や経験を生かして、人類がいっしょに生存して行くための方法まで考えなければならない義務があると思います。（韓国、女性）